不動産売却をご検討中の方は、大きいお金が手元に入ると思ってワクワクしているのではないでしょうか。
当然ながら、不動産という大きなものを売却するため、比較的大きいお金が手元に入りやすいです。
ただ、手取り額だけに目を向けるのではなくて、「不動産売却でかかる諸費用」にも目を向けることも大切です。
今回は、不動産売却で得られる手取り額の計算方法についてご紹介します。
不動産売却で得られる手取り額は、以下の計算式で算出できます。
「手取り額=売却価格-税金-住宅ローン残債-手数料等」
上記の式から想像できるように、「手取り額=売却価格」ではないということには注意が必要です。
不動産を売却する際は、購入希望者を探す費用がかかったり、税金がかかったり、手数料がかかったりと、意外にも多くの支出がかかります。
そのため、不動産売却で得られる手取り額を計算したい場合は、不動産売却にかかる諸費用を把握しておくことが必要です。
そこで、次の章では、売却にかかる諸費用についてご紹介します。
不動産売却にかかる諸費用は、「必ず必要になる費用」と「場合によっては必要になる費用」の2つがありますので、それぞれに分けてご紹介します。
1つ目は、仲介手数料です。
仲介手数料とは、不動産売却に成功した際に、仲介してくれた不動産会社に支払う成功報酬です。
また、仲介手数料の上限額は、法律によって定められており、ほとんどの場合は上限額で仲介手数料が設定されています。
2つ目は、印紙税です。
印紙税とは、売買契約を結んだ際に、課税される税金の1つです。
不動産売却に関する契約金額によって、印紙税額は異なることに注意が必要です。
3つ目は、登記費用です。
登記とは、不動産の権利関係の情報を記載することを指します。
不動産売却では、その不動産の所有権が売り主から買い主に移るため、その所有権の動きを示すために、登記する必要があります。
場合によっては、必要になる費用は、いくつかありますが、ここでは特に重要な費用を2つご紹介します。
1つ目は、住宅ローンの返済手数料です。
住宅ローンが残っている不動産を売却して、売買価格で住宅ローンの残債を返済する場合は、返済手数料がかかります。
具体的には、住宅ローンの返済時期を繰り上げることになるため、繰り上げ返済手数料がかかります。
2つ目は、譲渡所得税です。
譲渡所得税は、不動産を売却したことで利益が出た場合に課税されます。
「不動産を売却をすれば利益は発生するのではないか」と思われたかもしれませんが、ここでは利益と不動産の売却価格は分けて考えています。
利益は、以下の式で算出できます。
「利益=不動産の売却価格-当時の不動産の購入費用」
つまり、不動産売却をしたからといって、必ずしも利益が出るわけではなく、利益が出た場合は、譲渡所得税が必要です。
今回は、不動産売却で得られる手取り額の計算方法をご紹介しました。
手取り額は、「手取り額=売却価格-税金-住宅ローン残債-手数料等」の式で算出できます。
そのため、手取り額を計算するためには、不動産売却にかかる諸費用を把握しておくことが必要です。
広島市周辺で、不動産売却をご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。