不動産売却を考えているけど、利益が出ない可能性も考慮しているリスク回避型の方は必見です。
広島市周辺で不動産売却をお考えの方に向けて、確定申告におけるメリットと手続きの流れについて解説していきます。
ぜひ最後まで一読ください。
ここでは確定申告のメリットを解説します。
確定申告の必要性は、利益が出た場合は一般的に認知されていますが、赤字が出た場合の確定申告についてはあまり知られていません。
特に、不動産売却で赤字が出た場合、その損失分を所得税や住民税から控除する損益通算が可能です。
この損益通算は、給与所得や事業所得、金利や配当など他の所得と合算して、全体の所得を減らせます。
さらに、この損益通算は一度行ったらその年だけの恩恵ではありません。
翌年以降も継続して所得がある場合、その所得に対しても損益通算を適用できます。
これにより、長期間にわたって納税額を抑えることが可能となり、資産の有効活用が期待できます。
不動産売却で大きな赤字が出た場合、損益通算だけでは相殺しきれないケースがあります。
このような場合、翌年以降の所得から差し引けます。
これを譲渡損失の繰越控除と言い、最長で4年間、税額を軽減できます。
譲渡損失の繰越控除は、特に大きな損失が出た場合にその影響を長期間にわたって緩和する手段です。
具体的には、不動産売却で発生した損失を、翌年以降4年間にわたって所得から差し引けるのです。
これにより、一時的に大きな負担になることを防げます。
1.自分で行うか税理士に依頼するか
確定申告の手続きは、自分で行う方法と税理士に依頼する方法があります。
自分で行う場合は、税務署や市区町村の役所で無料相談会があるので、初めての方は参加してみると良いでしょう。
2.必要な書類の準備
確定申告に必要な書類は、控除を受けるためにどのような書類が必要かによって変わります。
早めに準備を始めることで、スムーズに手続きを進められます。
3.e-Taxの利用
e-Taxを利用することで、自宅から確定申告が可能です。
特に、毎年確定申告をしている方には、e-Taxの利用は非常に便利ですので、ぜひ利用してみてください。
不動産売却で赤字が出た場合でも、確定申告をすることで得られるメリットは多いです。
損益通算や譲渡損失の繰越控除など、税額を軽減する方法を活用して、賢い選択をしましょう。
確定申告の手続きも、自分で行う方法と税理士に依頼する方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
この記事を参考に、ご自身に合った方法で確定申告を進めてください。