サブリースとは？仕組みとメリットをご紹介します！|広島市の不動産売却・無料査定なら株式会社いちろへ

サブリースという言葉は、不動産投資の世界でしばしば耳にするものです。

しかし、この言葉が何を意味し、どのような仕組みで動いているのかを理解する方は少ないかもしれません。
この記事では、サブリースの仕組みとその特徴、さらにはメリットについて解説します。
賃貸経営に新たな風を吹き込むサブリース、その全貌を明らかにしましょう。

◻︎サブリースの仕組みと特徴

1.又貸しの新しい形態

サブリースは、物件オーナーが賃貸管理会社に物件を貸し出し、その会社がさらに入居者に部屋を貸すという仕組みです。
この一連の流れを「マスターリース」と「サブリース」と呼び、多くの場合、このシステム全体を「サブリース」と称します。
物件オーナーと管理会社、そして入居者との間にはそれぞれ賃貸契約が存在し、この多層的な契約関係がサブリースの特徴となっています。

 

2.賃料の流れ

物件オーナーは、管理会社から物件の賃料を受け取ります。

一方で管理会社は入居者から賃料を受け取るため、賃料の額には差が生じます。
この差額が管理会社の利益となり、物件オーナーも安定した賃料収入を得られます。

 

3.サブリースの種類

サブリースには主に二つの形態があります。
一つは「賃料固定型」であり、管理会社が一定額の賃料を物件オーナーに支払います。
もう一つは「実績賃料連動型」で、管理会社が入居者から得た賃料に応じて、物件オーナーが受け取る賃料が変動します。

 

4.契約期間と査定

サブリースの契約期間は通常10〜30年程度ですが、途中で契約内容が変更されることもあります。
特に入居率が低い場合、契約解除の可能性も考慮に入れるべきです。

◻︎サブリースのメリット

＊空室リスクの軽減

サブリースの一番のメリットは、空室リスクを大幅に減らせる点です。
通常の賃貸経営では空室が出ると賃料収入が途絶えるリスクがありますが、サブリースではそのリスクが軽くなります。

＊管理業務の一括委託

賃貸経営には多くの管理業務が伴いますが、サブリースを利用することで、これらの業務を一括で管理会社に委託できます。
多忙な物件オーナーにとっては、この点は大きな魅力となるでしょう。

＊確定申告の簡素化

サブリースを利用すると、確定申告が簡単になります。
入居者の入退去に関する費用の計上が不要となるため、収支管理が楽になります。

ただし、サブリースにもデメリットは存在します。
所有権の移転が難しいことや、利益の分配が不透明であること等が挙げられます。
これらのネガティブな要素に対処する方法として、仲介売却または買取を検討することもできます。

◻︎まとめ

サブリースは、賃貸経営において新たな選択肢となる仕組みです。
空室リスクの軽減や管理業務の一括委託、確定申告の簡素化など、多くのメリットがあります。

しかし、その一方でデメリットも存在するため、十分な理解と検討が必要です。
賃貸経営の新しい航路として、サブリースの可能性を探る価値は十分にあるでしょう。