賃貸業界や不動産投資に興味を持つ方は、具体的な数値や手続きに敏感な性格を持つ傾向にあります。
そんな方にとって、サブリース契約にかかる費用は重要なポイントです。
そこで今回は、サブリース契約における手数料についてご紹介します。
サブリース契約における手数料は、一般的に家賃の10%〜20%が相場とされています。
たとえば、家賃が10万円の物件であれば手数料は1万円〜2万円となるわけです。
しかし、この相場はサブリース会社によって異なる場合があり、その点を事前に確認することが重要です。
サブリース契約を結ぶと、更新手数料や敷金・礼金はサブリース会社が受け取ることになります。
これらの費用は契約上では建物管理や入居者対応を行うオーナーに支払われるものですが、サブリース契約ではその役割がサブリース会社に移るためです。
サブリース契約でかかる費用といえば手数料のイメージが強いかと思いますが、実際には手数料以外の費用も決して小さくありません。
これらの費用についても、契約前にしっかりと確認しておくことが大切です。
手数料以外の費用には具体的にどんなものがあるか、いくつかご紹介します。
1.共用部のメンテナンス費用
サブリース契約でも、共用部の清掃や光熱費、雑草の処理などのメンテナンス費用はオーナーが負担する必要があります。
ただし、これらの費用が手数料に含まれている場合もあり、その点を契約時に確認することが大切です。
2.老朽化による修繕
建物や設備の老朽化によって発生する修繕費用は、オーナーが負担することが一般的です。
このような費用は、資金計画においても考慮する必要があります。
3.原状回復費用
入居者が退去した後に発生する原状回復費用も、オーナーが負担するケースが多いです。
敷金でカバーできないような大きな修繕が必要な場合、その費用は数十万円にも上る可能性があります。
サブリース契約における手数料は契約内容によって変わるものの、相場は家賃収入の10〜20%となり、収入は手数料を引いた家賃収入の80〜90%になります。
しかし、サブリース契約にかかる手数料以外にも不動産を維持するための費用はいくつか存在します。
サブリース契約において必要な金額の収入の出費のうち、手数料は出費に着目しがちですが、実際手数料はサブリース契約の収入に大きく関わる数値です。
収入と出費のバランスを考えて契約内容を決めていきましょう。