不動産売却に必要な境界確定測量をご存知ですか？広島市の専門家が解説します|広島市の不動産売却・無料査定なら株式会社いちろへ

「境界確定測量とはどういった意味だろうか。」
不動産売却を検討している方で、このような疑問を持っている方はいませんか。
この言葉は、不動産売買に慣れていない方にとっては聞き慣れないものでしょう。
そこで今回は、境界確定測量について、広島市の不動産業者が解説します。

□境界確定測量とは

境界確定測量とは、土地の所有者と隣人の立ち合いのもとで、測量士が土地の境界を確定させることを指します。
土地の価値は1坪単位で表され、広さに比例します。
1坪が50万円の土地で、1坪の誤差があれば50万円の誤差につながります。
正確な土地の価値を知るためにも行いましょう。

この工程を踏まずに進めると、新たに家を建てるときに建築基準法に触れて、購入者がトラブルに巻き込まれる可能性があります。
このような場合、売主は契約不適合責任に問われ、損害賠償の請求、もしくは契約の解除に至ることもあるため注意しましょう。

また、似た言葉で「現況測量」を聞いたことがある方もいるでしょう。
現況測量は目視によって境界を測るため、正確ではありませんが、どのくらいの建物が建てられるかがわかります。

両者の違いは境界の信用度です。
不動産売買では、お互いが安心して取引を終えるため、境界確定測量を行いましょう。

□費用について

境界確定測量は測量士が行うため、費用が発生します。
この費用は基本的には売主が払いますが、話し合いが行われることが多いです。
買い主からのリクエストで測量する場合は買い主が支払うこともあります。
では、その費用はどのくらい発生するのでしょうか。

目安は30〜100坪で35〜45万円です。
ただし、国有地や市有地の場合は官民の立会いのもとで行われ、60〜80万円程度かかるため、注意しましょう。
それ以外にも、「資料が古い・そもそも資料がない」「印鑑証明書の取得が必要な場合」「複雑な形状の土地の場合」「近隣とのトラブルがある土地の場合」など、費用が高くなるケースがいくつかあります。

また、当然のことながら、土地が広くなればなるほど人件費がかかり、費用が高くなります。
1000坪程度の場合は100〜200万円かかるでしょう。
この費用は業者によっても多少前後するため、具体的な金額が知りたい方は利用を検討している業者に問い合わせて確認しましょう。

□まとめ

今回は、境界確定測量について紹介しました。
境界確定測量は不動産売却後にトラブルに発展しないために行う必要がある作業です。
費用は35〜45万円程度ですが、土地の状況によっては高額になる場合もあるため、注意しましょう。