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契約不適合責任を利用できる期間はいつまで?行使できる権利についても解説!

契約不適合責任という言葉をご存知でしょうか。
この言葉自体は一般的にはあまり馴染みがないかもしれませんが、私たちの日常生活やビジネスの中で非常に重要な役割を果たしています。
契約不適合責任は、契約の内容に照らして商品やサービスが適切でない場合に、どのような権利を行使できるのか。
また、それを行使するための期間はどれくらいなのかを定めています。
この記事では、契約不適合責任の内容や、それに関連する権利や期間について解説します。

□契約不適合責任で行使できる権利について解説!

契約不適合責任とは、簡単にいえば、契約の内容に従わない商品やサービスが提供された場合の買主の権利を指します。
具体的には、以下の4つの権利が考えられます。

1.履行の追完請求

これは、商品やサービスが契約に適合していない場合に、適合するものを提供するように求める権利です。
例えば、家を建てる契約をした際に、契約通りの材料が使用されていない場合や、納品された商品の数量が契約と異なる場合などに行使できます。

2.代金減額請求

商品やサービスが契約に適合していない場合、その不適合の度合いに応じて代金を減額できます。
これは、完全な履行が難しい場合や、履行の追完が拒否された場合などに特に有効です。

3.損害賠償請求

契約不適合によって生じた損害を補償するための請求です。
例えば、不適合な商品やサービスによって追加の費用が発生した場合や、利益の損失が生じた場合などに行使できます。

4.契約の解除

これは、契約不適合が非常に重大である場合や、履行の追完が不可能な場合に、契約を終了し、代金を返還することを求める権利です。

□契約不適合責任を利用できる期間について解説!

契約不適合責任を行使するための期間は、具体的なケースによって異なります。

*目的物の種類・品質の契約不適合

不適合を知った段階から1年以内に通知する必要があります。
この期間を過ぎると、不適合を理由にした権利の行使はできなくなります。

*目的物の数量・権利の契約不適合

このケースでは、通常の消滅時効と同じく、権利の行使が可能となった時点から5年や10年といった期間が考えられます。

*買主が業者の場合

業者間の取引では、商品やサービスの受領後にすぐに検査を行い、不適合を見つけた場合は即、通知する必要があります。
この通知を怠ると、後から不適合を理由にした権利の行使はできなくなります。

□まとめ

契約不適合責任は、私たちの日常生活やビジネスの中で非常に重要な役割を果たしています。
契約の内容に従わない商品やサービスが提供された場合、どのような権利を行使できるのか、また、それを行使するための期間はどれくらいなのかを理解することは、トラブルを避けるための大切な知識となります。

契約不適合責任に関する知識は、不動産売却においても重要です。
しかし、多くの方にとって、不動産売却は人生で数少ない経験であり、どのように対応すれば良いか迷ってしまうことも少なくありません。

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