買ったばかりの家を売る時に、損してしまうのではないかと不安に思っていませんか。
せっかくの新築物件を売却するとなると、できるだけ高く売りたい気持ちは誰しも同じです。
しかし、新築・築浅物件の場合、売却時期や売却方法によっては、損をしてしまう可能性も考えられます。
本記事では、買ったばかりの家を売ると損するのか、また築浅物件を高く売るための戦略についてご紹介します。
新築・築浅物件を売却すると損をする理由として、いくつか挙げられます。
1: 新築プレミアムの消失
新築物件は、中古物件に比べて高い価格で取引されます。
これは「新築プレミアム」と呼ばれるもので、新築であることによる価値の付加分です。
しかし、新築物件を購入してからすぐに売却した場合、この新築プレミアムが消失してしまうため、購入時と比べて価格が下がってしまいます。
2: 売却利益にかかる税金
売却によって利益が出た場合、その利益に対して税金が発生します。
売却期間が5年未満の短期譲渡所得の場合、所得税率は30%、住民税率は9%と高くなります。
そのため、新築物件をすぐに売却した場合、利益が減ってしまう可能性があります。
3: 売却時期による価値変動
不動産の価値は常に変動しており、売却時期によって売却価格が大きく左右されます。
例えば、景気状況や金利の変動、周辺地域の開発状況などによって、不動産の価値が上昇することもあれば、下落することもあります。
新築・築浅物件を高く売るためには、いくつかの戦略を立てる必要があります。
1: 早期売却の重要性
新築・築浅物件は、築年数が経過するほど価値が下がる傾向にあります。
そのため、売却を検討している場合は、できるだけ早い段階で売却活動を開始することが重要です。
2: 適切な価格設定
売却価格を高く設定しすぎると、なかなか売れません。
逆に安すぎる価格設定では、損をしてしまう可能性があります。
そのため、市場価格を調査し、適切な価格設定を行うことが重要です。
3: 売却理由の伝え方
買主は、なぜ新築物件をすぐに売却するのか疑問に思うかもしれません。
売却理由を正直に伝えることで、買主の不安を取り除き、スムーズな売却につなげられます。
4: 需要が高まる時期の選択
不動産の需要は、時期によって変動します。
新生活が始まる時期や、住宅ローン減税の適用期間など、需要が高まる時期を狙って売却することで、より高い価格で売却できる可能性があります。
新築・築浅物件を売却する際は、新築プレミアムの消失や売却利益にかかる税金、売却時期による価値変動など、損をする可能性を理解しておくことが重要です。
高く売るためには、早期売却、適切な価格設定、売却理由の伝え方、需要が高まる時期の選択など、戦略的に売却を進めることが大切です。
広島市周辺で不動産売却について検討している方は、ぜひ一度当社にご相談ください。