任意売却の流れを解説！金融機関との交渉から物件の売却まで|広島市の不動産売却・無料査定なら株式会社いちろへ

住宅ローンの返済に困り、任意売却を検討している方も多いのではないでしょうか。
任意売却は、自分自身で物件を売却することで、競売による住まいを失うリスクを回避できる方法です。

しかし、金融機関との交渉や手続き、物件の売却など、複雑なプロセスを理解していないと、不安に感じてしまう方もいるかもしれません。
この記事では、任意売却の流れを、金融機関との交渉から物件の売却までご紹介します。

□任意売却とは？メリット・デメリット

任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった場合に、金融機関の同意を得て、物件を売却する方法です。

競売と比べて、売却価格が高くなる可能性があることや、分割返済などの柔軟な返済方法を選択できる点がメリットとして挙げられます。

しかし、任意売却には、信用情報に傷がつくなどのデメリットも存在します。

1: 任意売却のメリット

競売では、物件の価値が大幅に下落し、売却価格が市場価格の5割程度になるケースもあると言われています。
一方、任意売却では、金融機関との交渉により、市場価格に近い金額で売却できる可能性が高くなります。
任意売却では、売却代金でローンの残債を完済できない場合でも、金融機関との交渉により、分割返済などの柔軟な返済方法を選択できる場合があります。
通常の売却では、ローンの残債は一括返済となりますが、任意売却では、返済計画を立て、月々の返済額を抑えられます。

任意売却は、競売のように強制的に物件が売却されるわけではありません。
金融機関との交渉により、売却時期や売却価格などを調整することができ、住まいを失うリスクを回避できます。

2: 任意売却のデメリット

任意売却は、金融機関に債務の返済が困難であることを示すため、信用情報に傷がつく可能性があります。
信用情報に傷がつくと、住宅ローンやクレジットカードの利用が制限されるなど、今後の生活に影響が出る可能性があります。

任意売却は、金融機関との交渉や不動産会社との契約など、複雑な手続きが必要となります。
任意売却では、物件の売却価格が市場価格より低くなる場合があり、売却が困難になる可能性があります。
特に、築年数が古い物件や、立地条件が悪い物件は、売却に時間がかかる可能性があります。

□任意売却の流れを解説

任意売却は、金融機関との交渉から物件の売却まで、複数のステップを踏む必要があります。

それぞれのステップにおいて、注意点や対策を理解しておくことで、スムーズに進めることができます。

1: 金融機関への相談

住宅ローンの返済が困難になったと感じたら、すぐに金融機関に相談することが大切です。
返済が滞ってしまうと、督促状が届き、最終的には競売にかけられてしまう可能性があります。
返済が困難になった理由や今後の返済計画などについて、正直に相談しましょう。
任意売却を検討していることを伝え、金融機関の理解を得ることが重要です。

2: 不動産会社の選定

任意売却は、通常の不動産売買とは異なるため、任意売却に精通した不動産会社を選ぶことが重要です。
その後、不動産会社との間で、媒介契約を締結します。
媒介契約には、専任媒介契約、専属専任媒介契約、一般媒介契約などがあります。
それぞれの契約内容をよく理解した上で、適切な契約を選びましょう。

3: 物件の査定

任意売却では、物件の市場価格を正確に把握することが重要です。
不動産会社に査定を依頼し、市場価格を調べましょう。
査定額とローンの残債を比較し、売却代金でローンの残債を完済できるのかを検討します。
売却価格がローンの残債を下回っている場合は、金融機関と売却価格の交渉を行う必要があります。

4: 売却活動

不動産会社が、物件の広告・販売活動を行います。
また、購入希望者からの内覧に対応します。
最後に、購入希望者と売却価格について合意します。

5: 売買契約の締結

売買契約の内容をよく確認し、不明な点は不動産会社に質問しましょう。
売買契約書に署名・捺印を行います。

6: 決済・引渡し

売買代金の支払いを行い、物件の所有権が買主に移転します。
物件の鍵を買い主に引き渡します。

7: 残債務の返済

売却代金でローンの残債を完済できない場合は、残債を分割返済する必要があります。
金融機関と、返済計画を策定します。
返済計画に基づき、残債を返済します。

□まとめ

任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった場合に、住まいを失うリスクを回避できる有効な手段です。
しかし、金融機関との交渉や物件の売却など、複雑な手続きを踏む必要があるため、事前に流れを理解しておくことが重要です。
この記事を参考に、任意売却についてよく理解した上で、今後の行動を検討しましょう。

広島市周辺で不動産売却について検討している方は、ぜひ一度当社にご相談ください。