離婚時に持ち家に夫が住む場合のローンの返済はどうなる？財産分与と手続きを解説|広島市の不動産売却・無料査定なら株式会社いちろへ

離婚時に住宅ローンが残っている場合は、誰がどのように返済していくのか、財産分与との関係性など、多くの疑問が湧き上がってくるでしょう。
本記事では、離婚時に夫が住み続ける持ち家のローンの返済について、具体的な方法や手続き、注意点などを解説していきます。
安心して今後の生活を設計できるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

離婚時の持ち家のローンの返済は？

離婚時に住宅ローンが残っている持ち家を夫が住み続ける場合、住宅ローンの返済は誰がどのように行うのか、財産分与との関係性など、多くの疑問が湧き上がることでしょう。
ここでは、離婚時の持ち家のローンの返済について、基本的な考え方と、具体的なケースを例に挙げながら解説していきます。

1:財産分与とローンの返済の関係

離婚時には、夫婦で協力して築き上げた財産を分配する「財産分与」を行います。
財産分与には、現金や預金、不動産、自動車など、プラスの財産だけでなく、住宅ローンなどのマイナスの財産も含まれます。
住宅ローンが残っている持ち家を夫が住み続ける場合、そのローンの返済も財産分与の対象となり、夫婦でどのように負担していくのか話し合う必要があります。

2:財産分与におけるローンの扱い

財産分与におけるローンの扱いは、持ち家を売却するのか、住み続けるのかによって大きく変わります。

1:持ち家を売却する場合

持ち家を売却する場合は、売却金額とローンの残高を比較して、アンダーローンかオーバーローンかを判断します。

・アンダーローン：売却金額がローンの残高を上回っている状態

売却すればローンを完済でき、残った金額を夫婦で分配します。

・オーバーローン：ローンの残高が売却金額を上回っている状態

売却してもローンを完済できないため、残りは自己資金でまかなう必要があります。
自己資金が足りない場合は、任意売却や、夫婦のどちらかが住み続ける選択肢を検討する必要があります。

2:持ち家を住み続ける場合

離婚後に夫婦のいずれかが住み続ける場合は、その時点での持ち家の査定額に基づいて財産分与を行います。
一般的には、住み続ける方が、査定額の半分を相手に支払うことで、持ち家を所有することになります。
しかし、住宅ローンが残っている場合、誰がどのように返済していくのか、明確な合意が必要です。

3:ローン返済の負担について

ローンの返済は、原則としてローンの名義人が行う義務を負います。

しかし、離婚時には夫婦で合意の上、返済方法を変更できます。
例えば、夫が住み続ける場合、妻がローンの名義人から外れて、夫が単独で返済していくという方法も考えられます。
また、ローンの名義を変更する場合には、金融機関の承諾が必要になります。

夫が住み続ける場合のローンの返済について解説

夫が住み続ける場合、ローンの返済はどのように行うのが良いのでしょうか。
ここでは、具体的なケースを例に挙げながら、ローンの返済方法や注意点、手続きなどを解説していきます。

1:ローンの名義変更

夫が住み続ける場合、ローンの名義を夫に変更することも可能です。
名義変更を行うためには、金融機関に以下の書類を提出する必要があります。

・ローンの名義変更申請書
・不動産の登記簿謄本
・夫婦の印鑑証明書
・身分証明書

名義変更には、金融機関によって審査期間や手数料などが異なるため、事前に確認が必要です。

2:連帯保証人の外し方

妻がローンの連帯保証人になっている場合、離婚時に連帯保証人を外すことも可能です。
連帯保証人を外すためには、金融機関に以下の書類を提出する必要があります。

・連帯保証人解除申請書
・不動産の登記簿謄本
・夫婦の印鑑証明書
・身分証明書

連帯保証人を外すことで、妻はローンの返済義務から解放されます。

3:ローンの返済方法

ローンの返済方法は、夫婦間で話し合って決める必要があります。
例えば、夫が単独で返済する方法、夫婦で共同で返済する方法、分割して返済する方法など、さまざまな方法が考えられます。

4:注意点

夫が住み続ける場合、ローンの返済について、以下の点に注意する必要があります。

・ローンの残高や金利、返済期間などを確認しておくこと
・離婚協議書に、ローンの返済方法や責任を明確に記載しておくこと

ローンの返済が滞ってしまうと、夫だけでなく妻にも債務が残る可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

離婚時に夫が住み続ける持ち家のローンの返済は、財産分与と密接に関係しており、慎重に話し合いを進める必要があります。
夫が住み続ける場合、ローンの名義変更や連帯保証人の外し方、返済方法などを、夫婦で話し合って決めることが重要です。
また、ローンの返済が滞らないように、しっかりと計画を立てて、安心して今後の生活を設計していきましょう。
広島市周辺で不動産売却を検討されている方はぜひ当社までお問い合わせください。